2017年09月23日
秋分。
今日は、「秋分」。
「春分」と同じく
太陽が真東から昇り
真西に沈む
昼と夜の長さがほぼ同じになる日。
これから次第に秋が深まっていきます。

また、
極楽浄土があるという
真西に太陽が沈む
ことから、
亡くなった人をしのぶ日とされています。
春分・秋分の3日前から7日間が
それぞれ春の彼岸、秋の彼岸。
春分・秋分は「彼岸の中日」。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、
秋分は、この日を境に寒さが増してきます。
日本で、秋分の日は
1948年に公布・施行された
「国民の祝日に関する法律(祝日法)」
によって制定されたもので、
「祖先を敬い、亡くなった方を偲ぶ」日
とされています。
我が家では、毎年
春と秋のお彼岸に、おはぎをつくります。

高山では、「おはぎ」と呼ぶ方が圧倒的に多いですが、
おなじ食べ物で「おはぎ」と「ぼたもち」
呼び方が違うのは、こうゆう理由から↓
「ぼたもち(牡丹餅)」は、牡丹の季節、
春のお彼岸に食べるものの事で、
あずきの粒をその季節に咲く牡丹に見立てたもの。
一方、「おはぎ(お萩)」は、萩の季節、
秋のお彼岸に食べるものの事で、
あずきの粒をその季節に咲く萩にに見立てたもの。
小豆には、
利尿作用
清熱解毒作用
できものを解消させる
コレステロール、血圧のコントロール
などの作用があり、
二日酔いやダイエット、
生活習慣病予防にも◎。
あんこ等スイーツだけでなく、
小豆粥や小豆ごはん、
ボイルしてサラダや、煮物等、
いろいろな調理法で積極的に取り入れたい食材!
肉と同じくらいの豊富なたんぱく質、
さらに亜鉛やマグネシウムなどの
不足がちなミネラルも含まれます。
その上、豊富な食物繊維で
腸をキレイにしてくれるので、
栄養補給だけでなく、体の大掃除も!
かたちも腎臓に似ているので、
これから迎える冬「腎・水」の時期にも◎
いつも思うのですが、
手に入りにくい特別な薬膳素材を使うより、
身近にある手に入りやすい旬の食材を
その季節と、そのときの心身の状態に合わせた調理法でいただけたら、
それがいちばんの薬膳だな〜と思います。
今、秋ど真ん中。
空気が乾燥し、体のなかも乾燥が招く
トラブルが起こりやすくなります。
秋の邪気を「燥邪(そうじゃ)」と呼び、
この乾燥の影響を最も受けやすいのが、
五蔵の「肺」。
肺は、呼吸器系や皮膚、
大腸の働きとも関係が深いため、
肺が渇くと空咳が出やすくなったり、
乾燥肌になったり、
便秘などの不調を招くことも。
まずは、体を乾燥から守り、
食べ物の力を借りて、体の中からも潤す!
夏の間にたまった疲れをとり、
これからやってくる高山の長〜い冬に備えて、
旬の食材でエネルギーをしっかり蓄えておくのが◎。
まだ暑さが残る初秋は、
スパイスの効いた刺激の強い料理などを
とりすぎると、さらに体が潤いを失ってしまうので、注意!
来週あたりからグッと冷え込むようになるみたいなので
寒気を強く感じるようになったら、
秋の五味「辛」の味、生姜やねぎなど
体を温め、気の巡りをよくする食材を取り入れていきましょう♪
オススメ食材は、こちら↓
【潤す系】
肺の働きを補ったり、
血や水(津液)を補うことで体を潤し
呼吸器系のトラブルや、秋の乾燥が招く便秘や肌
のかさつきの解消に役立つ
大根、れんこん、白ごま、百合根、山芋、
卵、牛乳、豆乳、豆腐、いか、豚肉、牡蛎、
白きくらげ、はちみつ、梨、柿、ぶどう
【気を補う系】
気を補い、胃腸の機能を高めることで、
秋から冬に流行りやすい感染症に負けない、
免疫力の高い体づくりに効果的
里芋、さつま芋、山芋、牛肉、鶏肉、いわし、
さんま、さば、米、きのこ類、くるみ、栗、なつめ
秋は、美味しいものたくさん♡
ですが、
食べすぎに気をつけてくださいね♪笑
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Posted by mino at 17:11│Comments(0)
│養生・陰陽五行
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